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かどまつ苑 - 家のような雰囲気を持つ障がい者福祉施設

敷地は、施主である法人理事長の先祖代々が所有してきたもので、先代理事長が施設建設することを願っていた土地である。ほぼ四周を道路と水路に囲まれており、北・東は2項道路(建築基準法上の42条2項道路。みなし道路。)で後退が必要、西は水路敷で狭いため、近隣への配慮から自主的に後退した。
 計画の方針として「家のような雰囲気を持つ施設」となるよう、外観や建物内の空間構成を、介護施設らしくならないよう心がけた。1階は事務室・会議室等管理部門、2階はデイサービスセンター、3.4階は短期入所事業所という構成とし、EV・階段の動線機能は中央に配置、2階以上ではそのホールの前を光庭・吹抜けとし、通風・採光を確保している。また、建物全周及び光庭にバルコニーを確保し、避難や消防活動の空間として機能するよう計画した。水害対策として、外構は建物を囲う堤のような擁壁により地盤を上げ、出入口には防潮堤を設置、また変電設備・自家発電等設備機器の屋上設置等、昨今の局所的豪雨への対応を考慮した。「障がいのある方々が地域の中で生き生きと過ごせる場所をつくりたい」という願いをかたちに、安全性に配慮し安心感を生み出す家づくりが、この建物のコンセプトである。

所在地      大阪府門真市
主要用途     児童福祉施設等(障がい者福祉施設、短期入所事業所等)
構造       鉄骨造
規模       地上4階
敷地面積     979.18㎡/296.20坪
建築面積     451.04㎡/136.44坪
延床面積     1,381.54㎡/417.92坪
設計監理期間   2019/4~2021/3
施工       株式会社 林建設

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